アイデアの抽象度を可変できればどのような環境でも戦える

キャリア
Arek SochaによるPixabayからの画像

SNSで有名なアイデアの違いに関する画像

下記の画像は頻繁にSNS上で引用される画像で、アイデアの抽象度のレベルの違いを非常に上手に表現しています。

それぞれ、

  • Data: データ
  • Information: 情報
  • Knowledge: 知識
  • Insight: 洞察
  • Wisdom: 知恵
  • Conspiracy Theory: 陰謀論

となっています。

最後のConspiracy Theoryについては冗談も含まれていますが、概ね情報の抽象レベルを上手く表現しています。

データを分類することで情報となり、さらにそれをつなげることで知識になり、さらにはその中で重要なものをピックアップすることが洞察となり、そこにストーリー性をもたせることが知恵になります。

抽象度が変われば伝えられるメッセージも変わる

抽象度を変えることができれば伝えられる内容も変化させられます。

データをデータのまま人に伝えることは非常に難しいです。

各都道府県の人口を単にリスト化してもそれをそのまま理解することは困難です。

しかしながら、人口500万人以上の都道府県とそれ以外という分け方をすればどうでしょうか。

人口の多いところはここだという抽象度が付加されます。

さらには、茨城県や沖縄県の約2倍の人口がいるというメッセージも伝わりやすいかもしれません。

九州は佐賀県を除いて全ての件が1000万人を超えているということも伝えやすいメッセージになるでしょう。

このように抽象度を高めることによってデータの集まりも伝えやすいメッセージとなるのです。

抽象度を上げ下げできるスキルはあるか

重要なことはこの抽象度を行ったり来たりすることができるスキルです。

比喩を用いたり例示を用いたりすることができると伝達能力が一気に高まります。

「一を聞いて十を知る」という言葉がありますが、それもまた抽象化と具象化のコントロールスキルです。

このスキルを高めることによって多くの人に影響を与えることができるわけです。

最後に

情報の抽象化と具体化はどのような職業に就くにしてもとても重要なスキルです。

日頃から「あ、これは一段抽象度を上げたな」などと意識することで、どのようにコントロールすれば良いかが理解できるようになっていくでしょう。

皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。

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