大企業において企業内ベンチャーを立ち上げるための14のコツ

ベンチャーキャピタル
Joseph MuciraによるPixabayからの画像

LinkedInに投稿された

Internal Disruptions: Fourteen Tips for Starting a Startup Inside a Large Company

という投稿が非常に面白かったので、このブログで共有したいと思います。

それは

起業家精神を大企業においても発揮できる

というものです。

大企業の長い歴史の中で、従業員主導のイノベーションがいかに重要か、そしてそのイノベーションこそが将来に向けてのビジョンを作り上げると主張されています。

かつて作り上げた栄光に寄りかかっているだけでは、時代の変化の波を乗り越えられません。

そのために、従業員自身がイノベーションを牽引することが本当に重要だと力説しています。

自分は何も知らない人間だという前提を持つ

自分は何も知らないと設定することで、学習へのモチベーションを強化できます。

謙虚な姿勢こそがイノベーションにとって重要ですが、何も知らないと思い込むによって謙虚さをさらに強化できます。

ずっと引っかかっている考えがあるなら、そこに注意を向ける

起業家的な人間であれば、何か実現したいという思いがあるはずです。

そのような考えは頭のどこかに引っかかっていて、ずっと気になっているはずです。

もしもそのような考えがあるならば、正面から向き合って、自身が何を成し遂げたいのか考えるべきです。

落胆しない

まだ学習の初期段階にいるならば、落胆したと感じることは学習のプロセスの一部と認識しましょう。

元気まで失ってはいけません。

学習の中で探索を続けましょう。

見直す、磨きをかける、繰り返す

何かを達成しようとしたときに、良いアイデアを持つ人と会話すると、そのアイデアを全て取り込もうとしてしまいます。

良いアイデアには熱狂してしまうからですが、これに助言するならば「外部からのアイデアは取り込まないこと」です。

自分自身の考えを推敲し磨き上げるということを継続して下さい。

自分自身の「なぜ」に注目する

「なぜ自分の考えが会社の将来における生存にとって重要なのか」を問い続けることが重要です。

これをハッキリさせるまで「なぜ」の質問を問い続けましょう。

急速な成長曲線にコミットする

企業内でベンチャー企業を立ち上げることは、現在の仕事の他にもう一つフルタイムの仕事を持つようなものです。

この仕事の負荷は大変なものですが、結果的にはどんな勉強や読書よりも報われます。

謙虚であれ

繰り返しですが、何も知らないという前提を持ちましょう。

そして、最も優れているものから学ぶように心がけましょう。

読むことも聴くこともミーティングも、謙虚さをもって臨むのです。

拒否を受け入れる

「No」と言われることに慣れましょう。

Noと言われることは学習機会です。

はっきりとNoと言われず「はい、でも…」と言われることもあります。

Noと言われるたびに、自分のコミュニケーションがまずかったか、何か理解できていないことがあるととらえるべきです。

仲間を見つける

あなたのアイデアを多くの人に共有することによって、誰とつながれば良いのかがわかってきます。

同じようなアイデアが今までどのように評価されてきたのか、悪い評価を回避するためにどのように伝えればよいのか、良き仲間はあなたのアイデアについてコーチをしてくれることがあるでしょう。

最高の専門家を見つける

一人だけで成功した起業家はいません。

最高の専門家を探して協力を得ることは非常に重要です。

専門家の知識や能力はあなたの足りないところを補ってくれるでしょう。

協力の必要性を認識することは弱さを認めることではありません。

計画を強化することです。

しかし、このやり方がいつも簡単にできるわけではありません。

なぜなら、あなたと起業アイデアという密接な関係にすきがなく、特にはじめのころは、多くの起業家が「私が一人で世界に立ち向かう」と思い込んでいるからです。

最高の専門家を探し、見極め、パートナーとなる際には謙虚さと忍耐を忘れてはいけません。

同時に、専門家と称する人が実際に専門家であるかどうかを確認するために、十分な注意を払う必要があります。

その専門家が、確認できる業績がない場合は、注意が必要です。

デザインを軽視するなかれ

実行の出来不出来は成功に不可欠な要素ですが、デザインも同様です。

デザインを簡素にしておいて最初からベスト・プラクティスを盛り込めるようにしておきましょう。

自分が何も知らないという前提で注意深く耳を傾け、最高の人材から学びましょう。

誰にでも意見を求めるようにしましょう。

ただし、その意見に惑わされて自分の目的を見失わないように。

あなたのアイデアに関連する人々全てと会うようにしましょう。

イエスかノーでは答えられないようなオープンエンドの質問をしましょう。

例えば下記のような質問です。

あなたが経験した落とし穴は何ですか?

企業ベンチャーキャピタルと二度と仕事をしたくないと思う理由は何ですか?

企業型ベンチャーキャピタルに期待することは?

DNAをあわせる

学んだことを計画に反映させた後は、その計画を自社のDNAに合わせることが重要です。

企業ベンチャーキャピタルの親会社を率いるトップ・マネジメントにとって何が重要なのかを知るために時間をかけてください。

企業全体のミッションは何か、そのミッションを実現するために企業ベンチャーキャピタルは何をすべきか、同じような理想を持つベンチャー企業は何か、そのような質問をカバーしなければなりません。

学びを共有する

あなたにとって、うまくいっていることは何ですか?

うまくいっていないことは?

最も怖いことは何ですか?

自分のアイデアを製品化した人、または製品化に近づいた人にとって、最大の驚きは何でしたか?

起業したときに知っていればよかったと思うことは何ですか?

あなたが学んだことをコメントで共有してください。

そうすれば、起業家精神の最も基本的な原則のひとつである「学び合い」を尊重し、実践することができます。

最後に

企業、特に大企業においてベンチャー的は精神を発揮することは簡単なことではありません。

その中でも謙虚な学習姿勢を維持し、最高のメンターを取り込み、関係するステークホルダーとしっかり意思疎通することが大事と説いているコラムでした。

皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。

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