この記事の内容
条件によって実行できるタスクと実行できないタスクが存在する
タスク管理を行う際に留意すべきはタスクを実行するための条件です。
例えば
「ミーティングへの参加」
も1つのタスクとして考えられますが、そのタスクを実行するにはその時間帯にその場所(あるいはリンク)に行く必要があります。
また
「牛乳をスーパーで買う」
というタスクは外出できることが前提となります。
このように、あるタスクを実行するためには時間や場所といった条件を満たすことが必要です。
これは多くの人にとって当たり前の話ですね。
条件にはハードリミットとソフトリミットがある
「タスクを実行するためには条件を満たすことが必要」
という話をしました。
この条件についてはハードリミットとソフトリミットという違いがあります。
どのようなものでしょうか?
- ハードリミット: その条件下でなければ発動できない
- ソフトリミット: できないことは無いが効率の良いところと悪いところがある
ハードリミットの例としてはミーティングの日時です。
ミーティングはその時間でなければ発生しないので、その条件下でなければ発動できません。
ソフトリミットの例としては食事の時間や場所です。
食事は基本的に時間と場所を選びませんが、生理的にふさわしい時間帯や食べるのに便利な場所というのがあります。
これがソフトリミットの例になります。
ソフトリミットの中で最も意識されにくいのは「精神状態」
ソフトリミットの条件の要素には多くの分類がありますが、その多くのソフトリミットの中で意識されにくいのは精神状態でしょう。
例えば心身が疲れ切っているときにランニングや筋トレのタスクを行うにはかなり無理がつきまといます。
また起床直後に難しいタスクに取り組むのもかなり困難ではないかと思います。
これらは極端な例ですが、例えばプレゼンテーションの資料作成に最もふさわしい状態はどのようなものであるべきか、例えば淡々とデータ入力するのに最もふさわしい状態とはどのようなものか、あるいは調べ物をするのに最もふさわしい状態はどのようなものか、あまり意識されないのではないかと思います。
サーカディアンリズムによって体調は大きく影響を受ける
このような精神状態あるいは体調に対して大きく影響を与えるのがサーカディアンリズムです。
サーカディアンリズムとは別名を概日リズムと良い、1日のうち時間帯によって変化する体調のリズムのことを指します。
別の呼び方では体内時計と言うことがあります。
このサーカディアンリズムによって1日の中で体温やホルモンバランス等が変化します。
サーカディアンリズムを意識したタスク管理を
サーカディアンリズムは体調や精神状態にも影響を及ぼします。
この精神状態の違いがタスクのやりやすさにも影響します。
たとえば、
- 集中力を要するタスクは午前から昼にかけて
- 何かを記憶させたいようなタスクは午後
など、それぞれの時間帯に適したタスクがあります。
もちろん他の時間帯にこれらのタスクを実行することは可能ですが、もっとも適した時間帯というものがあります。
この時間帯による効率の違いがソフトリミットとして作用します。
このソフトリミットを考慮に入れて、最も適した時間帯に最も適したタスクを配置することが大事です。
最後に
タスクには適した時間帯がありますが、なかなか思い通りにそれを配置することは難しいですね。
逆に、これを最も適した時間帯に配置できれば全体の効率を非常に高めることができます。
何かしら皆さんにって参考になれば幸いです。
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