英語での採用面接では主語に気をつけよう

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Aksel LianによるPixabayからの画像

結論: 「We」を使わず「I」を使おう

先に結論から行きます。

英語の面接で第一人称主語を選択するとき「We」はできる限り避け「I」=私を使うようにして下さい。

これは日本人相手にしかわからないアドバイスになります。

かつ筆者も日本人相手にしかしないアドバイスです。

それはなぜでしょうか?

英語面接の相手は西洋人または西洋文化に馴染みのある東洋人

英語の面接において、日本人が相手のことも、もちろんあります。

しかし、その場合の英語面接は単に英語でのやり取りの能力や表現力を見ているために行っているのであり、人となりや経験を理解するために英語で質問しているのではないという状況です。

業務上の経験や個人の性格を知るための質問は、相手が日本人であれば日本語で行われているでしょう。

したがって、日本人相手の英語の面接の場合、この主語の選択、すなわち「We」なのか「I」なのかはあまり大きな意味を持ちません

ここで問題にしているのは「それ以外の場合」です。

多くの場合には欧米人=西洋人が相手か、あるいは英語圏文化=西洋文化での就学や就職の経験がある東洋人が相手だと想定されます。

ここで主語の選択に気をつける必要があります。

基本的に個人主義文化で育成された方が相手

何が問題になるかというと、相手の方は「個人主義文化」に馴染んでいるということです。

すなわち、個人としての能力、個人としての成果、個人としての主義主張に重きを置く文化で育ってきた方を相手に話しているということです。

日本文化に極めて深く精通した方であれば少し異なるかもしれませんが、基本的には面接相手の方はこの個人主義文化の文脈の中であなたのことを見ているでしょう。

日本人的チームプレーヤーの感覚で「We」を多用するのは危険

他方、日本人の場合、個人主義というよりもチームプレーヤーであるかどうかが重んじられる傾向にあります。

日本で人気のあるマンガ作品の主人公の性格などを見ても一目瞭然ですね。

このチームプレーヤー文化の中で育った日本人は、自らの功績についても「私達」=「We」を主語にして語ることが多いです。

日本人的な感覚からするとこの話し方は美徳として受け止められるでしょう。

しかし、しかしですよ。

個人主義文化を根底の文脈としている方の前で「We」を多用することは「この人は自分では何もできない人かもしれない」という印象をもたせます

そう、能力が無い、自信が無いことの現れとしての「We」として認識される可能性が高いです。

感覚的に「We」のときも「I」で行こう

したがって、日本人的には「We」と思っていても、英語面接のときには心を強く持って「I」と主張して下さい。

心はジャイアンで(笑)。

最後に

実は、この主語の選択、筆者自信が面接中に指摘を受けたことです。

あるアメリカ人の方との面接中、おもむろに「Weを使うな」と指導を受けました。

それ以来、この感覚には非常に気をつけるようになっています。

非常にありがたいアドバイスだと思っており、皆さんにも共有したいと思います。

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