この記事の内容
日本がIT後進国であることは既に広く認知されつつある
かつての日本はゲーム・ロボット・家電・自動車で世界の技術をリードする先進的な科学技術の国というイメージを持たれていました。
実際、携帯電話の3Gに関してはNTTドコモが世界の中でも開発をリードしていましたし、その技術を活用するために資本提携を行う海外の携帯電話オペレーターも複数いました。
しかし、既にそのイメージは損なわれており、世界との差が最も顕著なのはITの領域です。
例えば、いわゆるGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)に匹敵できる日本のIT企業はいません。
そうこうするうちに今度は中国のITジャイアントであるBAT(Baidu・Alibaba・Tencent)の後塵を拝するようになってしまいました。
問題はITだけでない企業の労働慣習
問題はITの技術や企業規模だけの話ではありません。
由々しきはITの活用を妨げる企業内のレガシーな商慣習です。
おもしろい記事を見つけました。
In low-tech Japan, working from home amid coronavirus outbreak is a challenge
英語の記事ですが「ローテクである日本においては、コロナウィルス蔓延下においても在宅勤務は困難」という屈辱的なタイトルです。
内容はもっと辛辣で、いくつか引用してみましょう。
documents often must be stamped in person with carved seals called “hanko,” which serve as signatures
「書類はハンコと呼ばれる刻印のスタンプを対面で押さなければならず、これがサインとして機能している」
というとても旧石器時代的な描写をされています。
Japanese companies still rely on nuances of face-to-face interaction, or being able to “smell the air,”
「日本企業では対面でのやり取りによる雰囲気あるいは『空気を読む』能力に依存している」
もうこうなってくるとジェダイかイタコか何かの世界として扱われています(笑)。
新型コロナウィルス蔓延は災禍であると同時に慣習脱出のチャンス
一方、新型コロナウィルス蔓延に伴い、自粛要請が展開されてている状況は、まさにこの後進的状況から脱出するための好機であることは様々な場で説明されている通りかと思います。
いま、この機会を逃してしまえば、またもとの古い慣習に戻ってしまいます。これをチャンスに橋をしっかり渡りきって向こう岸へと到達するべきです。
国や組織に頼らず個人としての先進化を目指そう
そうは言っても難しいんだよ。。。
わかります。わかります。いつまでも古臭い雰囲気をまとった職場、IT音痴の上司、全く融通の聞かない会社のITインフラ、そうですよね、そうなんです。
ならば、少なくとも個人としてそれを脱出する術を探しませんか?
今は個人でもお金をかけずに副業を始められるためのインフラがそこら中に転がっています。知恵と勇気があれば前に進めるのです。本当に良い時代になりました。
職場に頼らず、あなた自身は前を向くべきです。
最後に
新型コロナウィルス影響によって多くの方が苦労されています。
実際に身近な方が亡くなられたり、職を失われたり、本当に苦労されている方が多いと思います。
一方で、この状況は古いしがらみ、古い慣習、遅れた日本から自由を勝ち取るチャンスでもあります。
行動しましょう。
皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。
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