この記事の内容
職場での働きやすさは一緒に働く人によって大きく左右される
職場では多くの人と一緒に働きます。
そして一緒に働く人によって職場での働きやすさは大きく変わります。
これらの点に関しては特に異論が無いと思います。
例えば、転職の本当のうち多くを占めるのが人間関係です。
人間関係が上手く行かなければ人はその会社を辞めることも真剣に考えるのです。
それくらい職場で一緒に働く人は重要なのです。
最も多くの時間と共に過ごす人を5人挙げることはできる
では、その職場環境にとってもっとも重要となる一緒に働く人、特に最も多くの時間を一緒に過ごす人を上から順番に5人挙げてみましょう。
例えば上司、例えば同僚、例えば部下、例えば秘書やアシスタントなど。
これについてはほぼ全ての人が簡単にできると思います。
1週間の過ごし方を眺めてみて、どの人と一緒に仕事をしている時間が長かったか、それを把握できればおおよその順位付けはできるでしょう。
その5人全てについてキャリア動機を答えることはできるか
さてここからが問題です。
ではあなたはその5人の方について
「なぜその人達が今の仕事に就いているか」
を答えることができるでしょうか。
もちろん職業選択がそれほど重要ではない人もいるかもしれません。
しかしながらその仕事に就いているからには何かしらの背景や理由や動機があるはずです。
あなたは一緒に多くの時間を共に過ごす人たちのそれらの背景や動機を理解していますか?
なぜその仕事に就いているか: 振る舞い方の本質を理解するために
一緒に働く人の動機がそれほど重要なのかと思われるかもしれませんが、重要です。
なぜなら、重要な判断や意思決定の際にその人達がどのように振る舞うかを理解しておくことは自分自身の危機回避における判断あるいはリーダーシップスタイルの選び方において重要な判断材料になるからです。
筆者はずっと一緒に働いていた上司はマネジメントとして雇われていたのだと思い込んでいましたが、リーダーシップという点では行動原理がよくわからないという感触をずっと感じていました。
あるときその上司と会話している中で、その人は「単なるご意見番」として会社に来ているという意識で仕事をしているということがわかりました。
そのときから筆者は振る舞い方を変えて、その上司のことをマネジメント人材と思わずに仕事していくようになりましたが、霧が晴れるような非常に清々しい感触を得ました。
みずからの振る舞い方を決めていく上で、一緒に働く人達のキャリア動機を理解することは非常に重要と思います。
最後に
皆さんにとっても一緒に働く人の影響は非常に大きいと思いますが、その人達のキャリアの背景がどのようなものなのか深く理解してみることをオススメします。
その人について、そして皆さんの振る舞い方にとってもきっと新たな発見があるでしょう。
皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。
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