在宅勤務ではタスクシュートが最強のタスク管理ツールとなる

ワークスタイル
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

在宅勤務では時間の切れ目に対する意識が希薄になる

オフィスでの勤務では少なくとも出勤と退勤があり、また昼休みの時間や会社によっては朝礼・昼礼・夕礼などの儀式があり、それが1つの時間の区切れになっています。

そのような時間の区切れを使って「昼休みまでにこの資料を完成させよう」「退勤までにこのメールを送っておこう」などタスクと目標時刻を結びつけることが可能になるわけです。

一方、在宅勤務の場合には個人がそのような区切れを意図的に設けない限りにおいては目標時刻自体が不明確になります。

連綿と仕事時間自体がダラダラと続いていて、そのまま夜間や就寝時刻までつながっていっているという感覚を持っている人もいるのではないかと思います。

このように在宅勤務においては時間の切れ目に対する感覚がどんどん希薄化していきます。

時間の切れ目の意識の希薄化はそのままタスクへの集中力劣化に

在宅勤務におけるこのような時間の切れ目の意識の希薄化はそのままタスクに対する集中力の衰えにつながります。

例えば「今日中に」という感覚が、オフィスであれば17:00までにという意識になるかもしれませんが、在宅勤務であれば「今日の夜間のどこか」という目安になってしまい、「それくらいだったら終わるだろう」というボヤッとした感覚の中で仕事をすることになってしまいます。

そのような感覚で業務を行えば、そのタスクに対する集中力は衰え、気づいたらブラウザでSNSばかりを見ていたということにもなりかねません。

時間を細かく区切って強制的にシングルタスク化と締切の明確化を

こういった集中力の劣化を防ぐためには、意図的に時間の切れ目を作り出し、そこに向かって1つ1つのタスクをシングルタスクに集中する形で追い込むことが望まれます。

そのようにして自分で細かい締切をたくさん作り出し、細かいタスクを積み上げていく。

それが最終的には大きなタスクを完成させることへとつながります。

またこのスタイルはタスクを完成させるごとに達成感をもたらし、自分で自分をコントロールできているといういわば自己効力感を増強することにもつながるので一石二鳥です。

タスクシュートとは

ここでタスクシュートというツールについて紹介したいと思います。

タスクシュートは

  • やるべきタスクを列挙し
  • 各タスクに必要な作業時間の見積を入力し
  • そのタスクを実行するためのスケジュールを定め
  • そのスケジュールに沿ってタスクを実行することを支援する

ためのツールです。

このように説明すると「To Doリストと何が違うの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

To Doリストの弱点は「それを行うためのスケジュールを配置できない」ことにあります。

タスク処理には必ず時間が必要です。

タスク処理時間がスケジュールの中でちゃんとアサインされていなければタスクは永遠に処理されません。

このタスクとスケジュールの関係をミクロでしっかり結びつけてくれるのがタスクシュートです。

しかもタスクシュートクラウドの場合には、同じタスク名を何度も行っていると過去実績の平均値を算出してくれるので、その繰り返しタスクにはどれくらいの時間を見積もっておけば良いかすぐにわかるようになります。

タスクシュートによる締切明確化は自宅勤務における最強の指揮者

タスクシュートを使えば、自分で設定した見積時間に合わせて締切が設定されます。

その締切時刻に向かって1つのタスクに集中してそれを完成させるということができます。

これは時間の切れ目が不明確になりがちな在宅勤務環境にとって最高の相棒になると思います。

最後に

在宅勤務での仕事のペースのつかみ方に苦労されている方は多いと思います。

筆者もいろいろな試行錯誤を行ううちにこのタスクシュートの活用に出会いました。

最終的には個人にとってベストのツールを使うことが望ましいのですが、このタスクシュートは優良なツールの候補だと思います。

皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。

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