この記事の内容
自分自身のキャリアについて振り返ることは重要
自分自身の将来の仕事について考えるとき、過去のキャリアについてしっかり反芻して自分の価値観を確認することは非常に重要です。
そのためには、過去の認識や心情に戻れるような材料や道具があるとより効果的です。
代表的な道具としては日記やブログのようなものでしょう。
その時点での感情や心象風景を言語化して表現しておけば、後からそれを振り返ることができます。
しかし、筆者がもう一つ提案したいことがあります。
過去の気持ちを思い出させてくれる場所はあるか
過去の心象風景を思い出させてくれる道具として「場所」を提案します。
もちろん現在の勤務地や現在の自宅のように、現在の記憶が上書きされているような場所は適しません。
しかしながら、海外の赴任地やあるプロジェクトで訪れた遠隔地など、日頃めったに訪問することが無いよう様な場所であれば、過去の記憶を呼び覚ますのに絶好の場所と言えるでしょう。
あなたにはそのような場所がありますか。
心象風景が蘇る場所はキャリアを振り返るために絶好の場所
その場に降り立っただけで過去の心象風景が蘇るような場所があるなら、それはあなたにとっての宝物です。
その時の気持ち、その時の見え方が、瞬時に再生できるということです。
そこから現在の気持ち、現在の見え方との違いも当然ながら同時に導出することができます。
これによって自らの来し方=すなわち自分のキャリアを振り返ることができます。
過去の気持ちを呼び起こし過去の自分に対峙しよう
大事なことは、蘇った心象風景と共に当時の自身の気持ちと対峙し、その時の自分自身の期待に応えられたかどうかを自問することです。
誰にとってもキャリアはそれほど美しいものではなく、常に失敗と反省の連続です。
当時の自分も何かしら忸怩たる思いをいだきながら将来のことを見据えていたと思います。
その思いに対して現在の自分はどうか。
それをしっかりと問い、何が足りていないかを問うて欲しいのです。
最後に
筆者にとって、過去の感情や悔しさが蘇る場所はいくつかあります。
それらの場所にいけば懐かしいという思いだけでなく、その当時の感情や苦しみがありありと思い出されます。
たまにそれが苦しすぎてあまり直視したくないこともありますが、それと対峙することで自分自身のキャリアをしっかりと振り返ることができ、将来に向けて自分自身が何を果たすべきなのかを熟慮する良き材料となります。
皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。
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