この記事の内容
企業にとって必要な変革には必ず抵抗を伴う
企業には必ず変革がつきものです。
時代と共に変化する経営環境に対して、ずっとそのままの事業スタイルで追従できるわけがありません。
企業経営とはこの変化をマネジメントし続けること、言ってみれば変革の連続です。
そして多くの従業員にとって変革には痛みを伴います。
特に定常業務が安定化している大企業であればなおさらでしょう。
その痛みを避けるために、多くの従業員は変革に対して抵抗します。
抵抗は自社の慣習からの変化の大きさによるもの
この抵抗がどこから来るのかということについて話をしたいと思います。
それは取りも直さず今いるところからの変化の大きさによるものです。
すなわち、自社の慣習から距離が大きい変革であればあるほど、感じられる痛みは大きく、それがゆえに抵抗もまた大きくなります。
変革に対する抵抗は世の中が基準なのではなく自社の状況が基準なのです。
自社にとってはおおごとでも他社にとっては普通かもしれない
しかしながらここで冷静に回りを見渡すことが必要です。
自社にとっては大きな変革であっても、それは他社が普通に行っていることかもしれません。
感じられる痛みは大きいのかもしれませんが、いわゆるそれは
「コップの中の嵐」
のような状況かもしれません。
外からみれば「なんだそれしきのことか」という議論なのかもしれません。
何が世の中の相場なのかを理解しよう
世の中の相場がどこにあるかという情報は変革を進める上ではとても便利な情報です。
もしかするとこれから経験する変革は他社では経験済のことかもしれません。
そうすれば変革の実行に際しての従業員の説得はやりやすくなります。
変革を進めるためには何が世の中の相場なのかをしっかり理解することです。
最後に
筆者は大きな変革プロジェクトを行う際に、他の企業がどのようなことを行っているか全く知らずに実行した結果、大変な苦労をしました。
他の企業では、労働組合との交渉に弁護士などを使って行っていたらしいのですが、筆者の場合はすべて自分で行っていたので大変苦労しました。
このようなことを避けるためにも(笑)、まわりのことを理解することは大事です。
皆さんにとって何かしらの参考になれば幸いです。
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